負の連鎖

また期間が空いてしまった。。。

って悔いてばかりだけども、前より遥かに前進しているし、生活は改善されているので良しとしよう(笑)

年度末って普通の勤め人だと忙しいんだよね…

 

 

はい。今回は、少し前からちょっとずつ読んでいた本について話してみたいと思う。

 

 著:アリス・ミラーの『魂の殺人』である。

 

 毒親とかいう言葉ができて世間に馴染んできた感じはあるが(馴染むのは問題だが)、それよりも遥か前に書かれている本である。育児や教育本とは違う内容で、簡単にいうと虐待は連鎖するということ。

 

なぜこの本を手に取ったかというと、自分の親はどういうことを思って躾をしてきたのだろう、そして自分が親となり、自分はどういうことを子供に伝えようかな?と、少し考えていたのでタイトルにひかれて購入した。

 

で、読んでみたのだが思った以上に読みにくい(笑)

表現の仕方が昔の言葉や文学小説みたいであったり、著書内で引用している文は文字が小さくなるため目が疲れた。

 

 

しかしそれをカバーするどころかひっくり返すくらい内容は衝撃的で『なるほどな、自分にもあてはまるなぁ』と思ってしまった。

 

自分が子供に対してイラついてしまうポイントや、おこなってしまう態度は、僕が親にされた躾や態度と明らかに同じであった。まぁ、父親と母親の性格が違うように、僕がおこなう躾も自分の親の躾と程度は違うが、それでも似ている。気がする

 

そのことに少し疑問を抱いたのがきっかけであるが

『子供の教育に対する忠告や提言といったものは、いずれも多かれ少なかれ、様々な種類の大人の側の欲求の現れであることは疑う余地がありません』

この一文に震え、薄々感じており、自分もトレースしていたことに反省と自責の念にかられる。

 

 

結構ページ数も多く普段から読書の習慣がない人にはツライ本ではあるが、子供がいる人には是非読んでもらいたい一冊である。

 

自分が気付けなかった、気付こうとしなかった過去や、子供に優しくしたいのにできない、良いと思っていることを施さず、本当は良くないと思っている方法を選んでしまう人は、特にこの本をオススメする。

 

 

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まぁ、まわりまわって自分にツケがまわらないように、そして本当の意味で次世代のことを憂いているのならば

『自分が受けて嫌なことは、他人にしない』という簡単な話である。

日々自問自答し、物事について深く考える習慣がなければ解決できないということを改めて思いしった次第である

 

 

 

つづく。