せめて生まれたからには何かで1番になりたいよね

久しぶりの更新。

 

 

日記は毎日書いているのだけれど、中々ブログというものは馴染みがなくて頭では色々発言しているけれど、文章として書き出せなかった。

やっと心の整理がついたので書こうと思う。

 

 

ここ最近は親族が亡くなったり仕事も担当の業務が佳境を迎え慌ただしく毎日を過ごしていたのだが、プライベートがあまり順調ではなかった。

 

何が順調ではなかったかというと妻との関係だ。

 

結婚して今年で10年を迎えたのだけど、やはり世間一般でいう停滞期というかなんとなくな流れで毎日を過ごしていた。

 

そんなある日、親戚の叔父が亡くなったと電話をうけ、翌日に通夜をやるとのことで、あたふたしながら自分の両親を連れて通夜に行った。

 

末期の癌だったので亡くなることは事前に知っていたのだけれど、叔父を見て絶句してしまった。仕事柄、今まで遺体は数えきれないくらい見てきたのだけれど、そのどれよりも痩せこけて、正に骨と皮だけになっていた。

死後の処理もされておらず目は開いたままで、僕はまだ耐えれたのだが自分の両親が見た瞬間に泣き崩れてしまった。

 

叔父一家は創◯学◯なのでそれの影響なんかなと思ったけれど

まぁそれはいいとして、叔父の奥さんはしきりに『うちの父ちゃんは世界一の父ちゃんや。幸せ者や!』と言っていた。

 

あの死に様を見たら幸せ者とは僕は全く思わなかったけど、夫を褒める言葉にふと心がざわついた。

 

いや、男冥利につきるなぁと

 

 

今自分の所属している会社は250名程の会社だけど、その中ですら『1番』になったことがない。今までだってそうだ。学校の皆で競うものだって1つも1番になったことがない。敢えて言うなら背が1番低かったことくらいだ

 

もしも人間社会が野生動物のような世界だったら、僕は人生の序盤で死んでいただろう。

でも弱い者も生存できるのが人間社会である。

そんな中で『あなたが1番』『あなたがいないと無理』という言葉がどれほど力をくれるだろうか。

 

 

 

男ってのは生まれてきたからには1回は1番になりたいんだよ。多分それは遺伝子に組み込まれてる。

だから妻のその一言で男は自分に自信が持てるし、自分の命を削ることができるんだ。

 

これ言うと女もそういうこと言われたいとか女だって一緒とか言う人が出てくるんだけど『男らしさ』『女らしさ』っていうのは当たり前のようにあるし、男女平等とか言うけど、権利が平等なだけで明らかに男女は不平等だから。どちらがとかではなくて価値観によるものだと思ってる

 

今は皆に1番と言われたいわけじゃない。他の誰でもない自分の妻に『世界で1番』と言われたいし、言われるようにこれからも大事にしたい

 

 

本当は何かで1番なんてほぼ無理なこと自分でもわかってるけど、その言葉だけ聞ければ男は男らしくいられるし、ボロボロになっても次の戦に行けるんだよ

 

 

 

つづく。